2006年4月8日土曜日

Cマガジン休刊

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Cマガジン、通称「Cマガ」が4月号で休刊になりました。



私がCマガを読み始めたのは、大学1年生になった1990年からでした。当時は、Cマガも創刊したばっかりでしたし、C言語自体もとてもホットな言語だったんですよね。



それまでゲーム開発言語といえばアセンブラだった時代から、徐々にC言語への移行の兆しが見え始めた時期だったように記憶しています。PC-9801用のロードランナーがC言語で開発されたという記事を見て、「ついにそんな時代が!」と思ったコトを憶えています。とはいっても、これは一部のゲームの話で、グラフィックをバリバリ使うゲームや、アーケードのゲームはまだまだ、アセンブラ中心でした。しかも、当時の主力コンシューマ機は「ファミコン」でしたから、C言語なんて、使えるはずもなく、コンシューマの開発環境がC言語に移行するのは、2世代も後の PlayStation の登場を待たなくてはいけません。



話がそれましたが、私のCマガジンの想いでは、毎号、付属してくる5インチディスク(!)をずっとためていたり、サンプルソースを参考に、ゲームを作ったりしていたのも今では、懐かしい思い出ですね。専門誌であったOh!X 以外で、X68000 のプログラムコーナーがあったのもCマガジンくらいでしょう。



現在では、いろんなプログラム誌がありますが、Cマガはゲームプログラムや、プログラミング入門者向きの特集や記事が多かったので、そのような人たちに向けての、登竜門となれるような雑誌が無くなってしまうのは、とても残念なことだと思います。



ただ、私自身もそうなのですが、今は雑誌の記事で勉強すると言うより、インターネットのサイトの記事や資料を参考に勉強することの方が遙かに増えてきています。そう考えると、Cマガの休刊は、時代の流れなのかもしれません。



そうえいば、私がWeb の基礎概念ともいうべき、テッド・ネルソンザナドゥ・プロジェクト に関しての記事を初めて読んで、「こんな壮大なコトを考える人がいるか!」と驚嘆したのも、Cマガの記事だったのを憶えています。いまや、Web は成功が想像できなかった時代から、大きく飛躍しています。遙かに発展し、各種メディアを脅かすほどに、巨大に強力になっているんですよね。時代は流れるモノです。



若い人たちが、プログラムに興味をもった時に、頼りになったり、目標となったりするような雑誌が無くなってしまうことが、とても心配だなと思っていたのですが、shi3z さんのブログを読んだら、不安なキモチがすこし軽くなりました。



若い人たちは、彼らなりの道を歩んでいるんですなぁ。



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