2011年1月23日日曜日

塩澤先生の写真レクチャー



今週(1/22〜1/28)、配信しているトロステでは、写真の撮り方を特集しているのですが、これは個人的に知り合いだった塩澤先生にお願いして、トロとクロに写真のとり方をレクチャーしてもらいました!忙しい最中にも関わらず、長時間にわたりレクチャーしていただいたみたいで、トロとクロはさらに写真が好きになったようです。

帰ってきてからというもの、よく写真をとっているんですけれど、トロは写真を撮りすぎているみたいで、 mixi用の写真をどれにするのか、うんうんうなっています。がんばれ、トロ〜!

トロステ本編では時間や容量の制限もあり、塩澤先生の写真をすべて紹介できなかったのですが、塩澤先生は、Flikcr にて日々の写真を公開されているので、今回のトロステと合わせて、そちらを見てもらえれば、更に楽しめると思います!

ひょっとしてら、トロステで使われた写真が見つかるかもしれませんね!?

2011年1月18日火曜日

RD-X10 を買いにいったら、いつのまにか Torne を買っていたでござる

タンメン焼豚のせ

ウチの自宅にはテレビが一台しかないのですが、それに加えてDVD/BD レコーダなるモノも存在せず、テレビ(KDL-46X1000) に接続している iLink の HDD で必要な録画予約などは行っていたのですね。これは、X1000 の UI 非常になめらかに動き、使いやすいシロモノであったので、とても満足していました。ただ、唯一の不満点はW録画ができないこと。まさにこれが不満でありまして、家族が取りたい番組が同じ時間帯に重なってしまうと、どっちかが譲るという運用で、問題を回避してきたのですが、先日、引っ越したこともあり、いい機会なので、さすがにそろそろこの体制は一新しようと計画していたのです。

今回、その白羽の矢がたったのは、レコーダーといえば東芝!みたいな事を聞いていたので、その最上位機の RD-X10 です。どうせ買うなら、フラグシップ機を買っておけば不満も少ないだろうし、長持ちするだろうというものです。ネットで価格など調べてみると、ちょうどいいことに、最近、みるみる価格が下落してきており、まさにグッドタイミング!すわ購入するべく量販店に出かけたのです。この時までは、久しぶりのAV機器の購入ということで心踊っておりました。

ネットで色々と調べはすんでいたので、さっさと購入してしまうかと思っていたのですが、念のため、触ってみるかと、店員さんにリモコンを貸してもらったのです。そしたら、とんでもない現実に気づかされました。信じられないくらい GUI の反応速度が遅いのです。善い悪いを超越してるくらい、遅いのです。マジです。ネットで反応がもっさりしている等のレビューは見ていたので、ある程度覚悟はしていたものの、まさか、21世紀になって10年も経過している現代の世の中で、そう iPhoneや Android携帯が跋扈しているこの世の中で、あのようなおそいインターフェイスを見せられるとは、予想もしていませんでした。日本の家電は世界に遅れをとっているとよく聞かされていましたが、まさに、さもありなん。BDが焼けようと、W録画ができようと、HDMI端子が2個付いていようと、プラグが金メッキされていようと、GUI があんなに遅くては話になりません。だって、毎回触れる大切な部分なのです。録画予約は PC から行い、録画専用マシンならなんとか・・・という運用も検討しましたが、WOWOWやCSの録画もしたいので、現在のB-CASカードを移行して、メインのテレビとして使うことを念頭においていたため、それもムリという結論に。

ちなみに、どれくらい遅いかというと、インターネットの初期の頃、だらだらと1ページ表示する毎に画像が表示されるのを待ったことがある経験がある人は多いと思いますが、まさにそんな感じです。番組一覧が出るまでに時間がかかるのです。それが、ありえない遅さです。しかも、下位機種ではなく、フラグシップの機種でこうなのです。しんじられませんでした。東芝は、CELLレグザとかも発売していてこだわっていそうだというのに、一体どうしたことなのでしょう!?まぁ、RD-X10にCELLは積んでないのですが、それにしてもフラグシップ機になぜあんなに遅い GUI を搭載するのを許すのでしょうか。

では、他の機種はどうなのだ!?と思い店頭で他社のBDレコーダーも触ってみましたが、SONYの最新フラグシップ機が一番レスポンスは早かったのですが、実用に耐えるレベルではあると感じるものの、飛び抜けていいかと言われると、それほどでもないレベルでした。しかも、東芝の機種よりはずいぶんと値段が高くなりますから、そもそも予算オーバーで選択範囲外です。

しょうがないので、路線を変更することにしました。最近は GoogleTV なども米国で発売され、優れたインターフェイスのテレビが今後、もっと発売される可能性が高いと想像します。今は、その過渡期だと想定しました。あと数年でこんな遅い GUI のレコーダーは駆逐されるに決まっていると予想したのです。(その時に、日本の家電メーカーが残ってくれることを祈るばかりですが…)なので、購入する機種は良い機種ではなく、安いつなぎの機種をあてがって、回避することを選択しました。もう、大幅な路線変更ですが、仕方ありません。

そして、候補に上がったのは、SONY の PS3用録画装置 Torne(& 追加 HDD) と、バッファローのテレビ用地デジレコーダー DVR-1 です。Torne はこぞんじの人も多いと思いますが、ゲーム開発者が GUI にこだわって作った地デジレコーダーでして、 PS3 の機能をふんだんに使っており、軽快な操作が可能になっています。マジ、気持ちいいのです。また、バッファローの DVR-1 は、最近、高千穂遥 さんが、Twitter で紹介していたキッカケで知った機種で(紹介されていたのは、500GタイプのDTV-H500R)、安くてシンプルな地デジ録画専用マシンです。マジ、安いです。

Torne はもう十分に触ったことがあったので、店頭では DVR-1 を触ってみました。なんと、おどろくべきことに、RD-X10 より反応がいいではないですか!せめて、 RD-X10 もコレくらいの GUI のレベルでも実装してくれていたらと、悔しくなるくらいです。ぐぬぬ。

散々迷ったのですが、PS3 を持っていたということと、PS3のHDDとして換装できる現在の最大容量の2.5inch 750G SATA ドライブが十分安く、Torne と合わせて買っても1万5000円程度という計算になりましたので、Torne に決定しました。ビバ、 Torne です。

さて、うちに帰って PS3 のHDDを USB接続したHDDにバックアップを取り、750G のHDDに換装してリストア。いやー、Windows にも見習ってほしいほどの簡単さ。そして、さっそく Torneをインストールです。チャンネル設定が終わったら、もう快適です。そしてトロステ用に BDリモコンも購入済みでしたので、もう抜群の使いやすさですよ。

今回のシステムアップではBDを焼いたりすることはできませんが、出費も大幅に抑えられ、これまでのテレビに接続した iLink のHDDと、Torne の同時利用で2番組録画はできるようになった(地デジみのですが・・・)ので、来るべき次世代に向けたつなぎの措置としては、かなり問題ないというか、かなりよくなったカンジです。こんなんなら、もっとはやく Torne を買っておけばよかった!ごめんね、トルネフ!!これからよろしくー!

しかし、今回の件では、明らかにソフトウェア軽視な日本の家電の将来がほんとうに心配になってしまいました。まぁ、ゲーム業界も大変なので、よその心配している場合でもないんですけれどネ。それにしても、がんばってほしいし、すばらしい GUI のBDレコーダーを購入できる日が来ることを願ってやみません。
torne(トルネ)(CECH-ZD1J)torne(トルネ)(CECH-ZD1J)


販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント

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TOSHIBA REGZAブルーレイ 3Dディスク対応ブルーレイディスクレコーダー HDD2TB RD-X10TOSHIBA REGZAブルーレイ 3Dディスク対応ブルーレイディスクレコーダー HDD2TB RD-X10


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2011年1月11日火曜日

3DS体験会、雑感

3DS 体験会にやってきた

ついに一般初公開された3DS! この体験会には行かねばなるまいということで、幕張まで。最初から最後までの約7時間、会場に張り付いて体験しまくってきました。ハードウェアに関しては、去年のE3で体験済みだったので、今回はソフトを中心に、その雑感など。

まずはパルテナ #3DS

やっぱし、なんといってもパルテナの鏡がダントツに出来がよかった。パルテナの続編とはいえ、3DS専用の新作でもあるわけなので、立体視やタッチパネル&スライドパッドの利用に関しては、とてもうまく出来ていた。また、去年 E3で見たバージョンよりもグラフィックは格段に良くなっていたし、まさに 3DSのキラータイトルだと思う。しかし、このタイトルがローンチに入ってないのが、まったく残念。あと、行列の人数的には、ゼルダが一番だったのだけれど、ゼルダは64版の「時のオカリナ」リメイクなので、やはりそれ以上のものはなく、会場で体験した限りでは、それほど新要素も感じられず、古さを痛感して終わってしまった。うーん。ゼルダは次の新作に期待かな。

次によかったのはメタルギアソリッド! これはデモプレイ(基本自動進行のデモで操作できたのは、カメラのみ)という状態での出展だったのだけれど、そのデモの出来が別格。さすがは小島プロという感じで、映画のアバターばりのうまい3Dの演出が目白押し。スタッフロールのところなんか、超カッコイー! でも、残念がら最後に対決シーンがあるんだけれど、そこはカット割りが多用されるシーン構成になってしまい、ちょっと見ていて目が辛かった。というのは、3D 映像の場合、2Dの作品以上に人間の場面認識にストレスがかかるので、通常の2D作品のようなカット割りが多い演出だと非常につかれやすいというのが理由。このへんは、CG映像監督の笹原さんにインタビューした際に、いろいろと聞かせてもらったことの受けうりなのだけれど、3Dの映像を作る上では、とても重要になってくることだと思う。なので、作り方としては、基本的に長回しのカットが多用されることになり、これまでの2D作品とは、違う文法が必要になる。で、実際にメタルギアも対決シーンの前までは、長回しのカット中心でかなりそのあたりを意識しているなと思ったんだけれど、対決シーンでは、これまでの映画的な感じの印象をうけた。まぁ、自分が指摘できるくらいのことを、小島プロの人たちが気づかない訳はないので、あれはなにか試験的なシーンだったのかもしれない。

こんどはスティールダイバー #3DS

あとは、いろいろとみたんだけれど、伏兵的に当たりだったのが、「STEEL DIVER」。比較的ゆっくりとしたアクションと、割り切った横スクロールがまさに3Dの立体感の演出とうまくかみ合わされていて、これがDSのゲームだったら、チープに感じるところを(失礼)、とてもいい感じの作品に仕上がっていた。目もあまり疲れなかったし、期待大なカンジ。

と、書いていきて、「目の疲れ」の話がでたので、その話を少しすると、これは3DSの話題では避けられない話で、やっぱし立体視はそこそこに目が疲れる。しかも、その疲れの度合いは見せられ方に大きく依存する事が実感できた。個別のタイトルで指摘はしないけれど、疲れるタイトル、疲れないタイトルがとても顕著だったのが、印象的。立体視には大きく分けて飛び出す方向と、奥に見える方向の2種類の使い方があるのだけれど、立体視という名前からも、飛び出る映像を想像しがちで、作る側もそれを使いそうになるんだけれど、飛び出る映像は、より疲れる。実際に映画のアバターなどでも飛び出る方の立体視はあまりつかわれなかったし、基本的には奥に見える方向での演出になっていくのだと思う。その奥に見える方向の立体視でももちろん疲れはするので、あとはどれだけ丁寧に、視差をつけていくのかという地味な調整がひつようになるわけで、これはまた、大変な時代になったなぁという感じ。うーん。

例の笹原さんインタビューで伺った時にも話を聞いたのだけれど、一番手前のものが、スクリーンの位置にあるとして、視差をつけていくという話をされていた。あと、カット割りの話しもその時に聞かせてもらって、ナルホドと思ったものだった。

あ、このあたりの話は、じつはトロステでふれているので、興味がある人はゼヒ!プラチニャ会員になっていただければ、過去のトロステでみれますニャ!(第41回 飛び出せ大作戦!を参照のこと)

で、話を3DSの体験会に戻すと、全体として、やっぱしリメイクは微妙で、3DS専用に作られたタイトルでないと、なかなか厳しいと思ってしまった。うーむ。しかし、そういう中にも例外はあって、映像だけの出展だったけれど、ゼビウスがリメイク(っていうかほぼそのまま)だったけれど、あれはよかったと思う。ゼビウスの特徴である対空・対地の距離の違いが立体視でバッチリ表現されていて、すごく良くて、遊んでみたいと思える作品だった。ああいう3DSにもってこいなタイトルは、リメイクでもいいんだろうな。あと、ウイイレは、フィールドでの空間把握がやり安い感じがしたし、どうぶつの森は、箱庭感がすごくよかったりと、うまく利用できているタイトルもあった。そういういみでは、リメイクがダメというより、立体視自体、向き不向きがあるというところなんだろうなぁ。

つぎはレイトンだよ #3DS

最後になるけれど、今回の体験会の中で結構期待していたレイトンがあまり 3DSには向いてないかもと思ってしまったのは残念だった。立体視のパズルは目が疲れやすかったし、アニメパートは元がセルアニメ方式で作られているため、2Dのキャラがレイヤー的に配置されて動いているという感じだった。しかもプリレンダなので、3DSの特徴の一つである3Dのボリューム調整がON/OFF のみになってしまっていて(しょうがないのはわかるけれど…)、これも残念。レイトンの良さ(パズル&アニメ)と立体視の良さがうまくかみ合っていない感じがした。レイトンほどの作品をもってきたとしても、構造的に向いていないと、立体視へのとりくみはなかなか難しいという現実は、制作者にとって痛い現実かもしれない。しかし、それでもレイトンは大好きなタイトルなので、この心配をいい意味で裏切って欲しいと思う!

とりとめもなく、書いてしまったけれど、まずは3DS体験会の感想としては、こんな感じでしょうか。というわけで、幕張の夕焼けで、締めくくり。

幕張メッセ、入口

ではでは。