2014年8月20日水曜日

魔法科LZ 第1回:永遠の夜の中で



 ついに本日、公式サイトが更新されまして、一年以上の期間、全力で制作してきたスマフォアプリ「魔法科高校の劣等生 LOST ZERO」(以降、魔法科LZ)の情報がオープンになってきました。(事前登録も開始されていますのでゼヒ)弊社初のスマフォアプリでのFree to Playソーシャルゲームタイトルでして、完全新作かつ、企画&プログラム&デザインとゲームの大部分を弊社で担当させてもらっています(サーバプログラムはシリアルゲームズさんと一緒にやってます)。この魔法科LZでは、これまでと違う多くのチャレンジを行ってきました。このタイミングで、この制作期間の間に考えたこと、決めたことや、新規に変更したこと等を忘れないうちに書いていこうと思っています。そして、この話、一回ではとても収まりきれないのでシリーズになります。マジです。ちょっと長くなりますが、おつき合いいただければと思います m(_ _)m

あ、タイトルは自分の趣味なので、適当にスルーしてください。
個人的な嗜好で決めちゃってますので(^_^;)



 それは、去年の初夏のある日。社内的には、PS Vita版の「拡散性ミリオンアーサー」がローンチを無事におえ、順調に運営もまわりだしていたのですが、一方で自社オリジナルの「テぺっと」はなかなか成果が上がらず、運営終了を決定し、その次のステップを考えていたタイミングでした。

 そういうタイミングでスクエニさんから、今回のライトノベル「魔法科高校の劣等生」のゲーム化企画の打診をいただいたのです。実はその頃、他の会社さんからも別の受注案件の相談をいただいていたのですが、そのどれも PS Vita の案件でした。これはウチの開発実績を見れば無理もありません。そして現在、コンシューマの開発案件を受けられる開発会社は日々、減少しているという事実があります。理由はいくつかあるのですが、大きなものとしては、スマフォアプリへの転向の結果、で、その後、運営も担当することになり、ずっと開発ラインに空きが出来ないというながれが結構あるのではと思われます。コンシューマ用のゲームを作りたい会社、作れる制作会社の数は変わっていなくても、一度、アプリの運営が始まると結果としてずっとそのラインは離れられなくなり、別案件の受注など不可能になります。そして全体的にスマフォ用のゲームアプリの案件が圧倒的に多いので、いったん、そちらでラインが埋まってしまうと、別のプロジェクトへのアサインはあえてタイミングを計らないとなかなか難しいといわざるを得ないのは、どうしようもない事なのかと思います。かくして、PS Vita の開発案件は一部の開発会社に集まりやすいという流れになってきてしまっています。

 閑話休題。ちょっと話題がずれました。それはさておき、PS Vita の新規案件の受注にはいささか迷うところがあり、話をいただくものの、受注までは至らなかったというのが、まぁ、その段階での結果だったのです。

 そんな中で!この案件である魔法科高校の劣等生の条件は別格でした。
  • 制作予定期間が約一年と十分新作が作れる期間(コンシューマ新作並み)
  • リッチなアプリを制作するに十分な予算(多くのスタッフを投入可能)
  • プロモーション的にも全力プッシュの予定(来春の2クールアニメ化等)
いろんな話をしましたが、ざっくりとまとめるとこんな所です。正直、話を聞いた段階で、この案件を受けない選択肢はないという内容だったのですが、即答はさけ、ちょっとだけ頭を冷やして会社のみんなにも相談して返答したのですが、もちろん開発受注、快諾の返答でした。

 これまで、どちらかというとウチの会社はキツめの制作期間と工数で、なんとか完成させ、その制約の中で成果を上げていくという様な兵法的には奇策的手法を用いるたぐいの開発が主になっていました。一方、今回の案件は戦術的には正攻法の大規模艦隊運営というか、かけられる費用をちゃんとかけて、とれる限りの成果をとってくる事をめざすという、仕事でゲーム開発をしたことがある人なら必ず一度はやってみたい!と思える大規模案件(注:スマフォアプリにしては、です。海外のAAAタイトルとかの予算とは比較にはならないですよ、念のため)の内容だったのです。しかも、プラットフォームはずっとずっと進出したいと思っていたスマフォ(iPhone & Android)です。日本のゲーム市場の主戦場がスマフォアプリに遷移していく様子を横目で見送ってきたのですが、ついにそこに打って出られるチャンスが巡ってきたという訳なのでした。これはもう、やらない手はないですよね。

 最後に、ちょっとだけグチになるのですけど、可能であるなら、このような全力での新作チャレンジはトロやクロたちといっしょにできれば!とずっと思っていたのですね。しかし、残念ながらその願い、今回は叶いませんでした・・・。でもいつかトロクロと一緒にチャレンジしたいと思っています!(SCE さん、ゼヒ)

 とはいえ、それはそれ!これはこれ!!やると決めた以上、魔法科高校の劣等生に全力投球です!!!
 こうして、魔法科LZ(当時はまだこの名前はもちろんありません) はスタートすることになったのでした。

第2回につづく。
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